湯村、久しぶりの投稿である。 最近は出張も多かった事もあり、なかなかじっくりブログを書ける時間もなかったのだけど、 年内の出張行脚もおおよそ11月頃には一段落して、12月~1月の期間は比較的蒲田に腰を据えて仕事ができそうです。 そして迎える12月25日~26日はジョイブラスで久しぶりのウィリーズマウスピース相談会! インストア系のイベント自体もかなり久しぶりなのです。 なんせ、昨今のご時世柄もあって中々お客様をあつめて何かやる難しさもあったり、予定が難しかったりで、 気がついたら師走になってた次第なのだけど、こうやってまた開催出来る事が何よりうれしい。 という事で、ウィリーズマウスピースをじっくりブログで語る1ヶ月にしてみようと思う。 今や日本全国のみならず、世界中のトロンボーン奏者はもちろん、最近はトランペットやホルン、チューバやユーフォ、 金管奏者の中で最も知名度があり、愛されているブランドとなったウィリーズマウスピース。 そんなウィリーズマウスピースがジョイブラス(当時はシアズ)に誕生したのは2009年の事で、 記念すべき第一回マウスピース相談会は同年7月3日に行われました。 さて、その時のお写真がこちら。 12年前なので、ちょうど一回り。 中込さんのブランク形状は今と一回り以上違うような気もする。 という冗談はさておき、やはりお若い。 そして、この年の秋に私、湯村は眞田貿易に入社したのである。 その当時を思い出しながら、そのときのシアズ、そして今のジョイブラスにも変わらない事と言えば、 ショーケース内には多くのウィリーズマウスピースが陳列されており、それらが店舗を代表する商品だという事である。 という事で、今日からしばし出勤時にはウィリーズマウスピースについて、 色々と語っていこうと思う。 まず第一回の今回は、初期の代表的Signature model にて究極のロングセラーアイテム。 オバタラ、Los Maestros、熱帯Jazz楽団、角田健一ビッグバンドと縦横無尽に活躍するトロンボニスト、ラテンの帝王こと、 中路英明さんのモデル、その名も【emperador】 こちらのモデルは、中路さんと中込さんが多くの対話を重ね、そして数多の試作品のテストを経て創り上げられた【究極の7C】とも言えるマウスピースで、
カップ側からφ6.3~φ5.8となだらかに変化するダブルボアを採用。 カップから第1ボアへはRで繋がっているのが特徴で、バックボアにも工夫を凝らされ、willie's初のバレルシェイプ(樽型)バックボアはスロート部に「段」を施しています。 これらによって全音域に渡って立ち上がりの良さを響きを損なわないまま実現し、ハイトーンのコントロール性も高いのが特徴です。 そしてemperadorを語る上で外せない、もう1機種が【princesa】 『emperador』から生まれた、とても元気な女の子という意味のネーミングだそうです。 こちらは『emperador』のダブルボアをφ6.3のシングルボアとし、ショルダはシングルRで繋ぎ、バックボアをストレートバックボアとしたものです。 リムとカップは共通スタンダードラインの手法を各所に用いることにより、『emperador』よりオープンな吹奏感を持ち、さらに扱いやすい特性に仕上がっており、 『princesa』は中路氏シグネチャーモデル(実際に中路氏が使用するモデル)ではありませんが、 氏も大変気に入っており、シグネチャーラインとは別になんとかリリースできないかと評価していただいたモデルとの事! 外観(ウェイト)デザインは両モデル共通のオリジナルデザインです。 willie'sのアイデンティティでもある3R(シャンクとカップの間の襟巻き部分)はそのままに、中路氏のコダワリが随所にちりばめられています。 全長はスタンダードラインに比べ5mm短縮しながら、BE-BOPと同一の重量(162g)を確保。 全体に均一な重量配分も、全音域で圧倒的な鳴りに一役買っています。 優美なフォルムは手にした誰しもを魅了することでしょう。 ウィリーズマウスピースがジョイブラス(シアズ)に登場して12年が経ちました。 その長い年月の中で製作者の中込さんは様々なプレイヤーや、多くの楽器メーカー、ユーザーの皆様方と出会い、 新たなテクノロジーの開発や、その卓越した技術を駆使して多くのマウスピースを創り上げてきました。 その魅力の一端を湯村のブログで紹介出来たらと思います。 そして、興味をもって頂いた皆様、是非25日、26日はご予約の上、ご来店をお待ちしてます。 湯村 コメントの受け付けは終了しました。
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JOYBRASSJoyBrassはトランペット・トロンボーンを中心とした管楽器専門店として、プロ・アマチュアを問わずプレーヤーの方々から寄せられる様々なニーズに応えられる存在を目指しております。現代の銘器から貴重なビンテージ品、そしてお求め安い金額の楽器まで様々な品揃えを心がけており、マウスピース、楽器ケースを含めたアクセサリー類にも力を入れております。また、インターネット通販も早くから行っており、全国各地から好評を博しております。 カテゴリ
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10月 2024
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