美しく深く輝く「カタチ」
ひとりのクラフトマンが捜し求めた「音」は美しく深く輝く響きでした。Vincent Bach(ヴィンセント・バック)。彼こそがバックストラッドを造り育て上げた今世紀無二のプレイヤーでありクラフトマン。彼が造り上げた伝統、ブラスの代名詞としての「バックストラッド」は名前だけでなく、設計コンセプトに今なお生かされています。音の輝きと深みを追い求めVincent Bach(ヴィンセント・バック)トランペットは、プレーヤーひとりひとりに音の存在感、音の深みを確かな響きとして伝えてくれることでしょう。
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B♭管
バックのトランペットには様々なベル、リードパイプが用意されており、その多彩な組み合わせによって、奏者が求める理想の吹奏感を実現することができます。
無数ともいえる組み合わせの中でも、特にバランスの優れた代表的なセッティングがあります。ジョイブラスでは独自のネットワークと内外のプレーヤーたちから寄せられた豊富なフィードバックをもとに、バック社の魅力を体現できる組み合わせを特注することでご用意しております。
以下、37ベル、43ベル、72ベル・・・とベルの種類により区分をしております。それぞれのモデルの特性や感触についてはジョイブラス・トランペット担当までお問合せください。
無数ともいえる組み合わせの中でも、特にバランスの優れた代表的なセッティングがあります。ジョイブラスでは独自のネットワークと内外のプレーヤーたちから寄せられた豊富なフィードバックをもとに、バック社の魅力を体現できる組み合わせを特注することでご用意しております。
以下、37ベル、43ベル、72ベル・・・とベルの種類により区分をしております。それぞれのモデルの特性や感触についてはジョイブラス・トランペット担当までお問合せください。
37ベル
37ベルはバック社を代表するベル形状で、37ベルのモデルはすべてのジャンルで通用するオールラウンドなトランペットです。主に「25」パイプと組み合わせられます。仕上げ、ベル材質、そしてウェイトにバリエーションがあり、その違いは吹奏感に影響を与えます。
ベル形状 |
ベル材質 |
パイプ |
ボア |
仕上げ |
特徴 |
37 |
イエロー |
25 |
ML |
銀メッキ |
最も定評のあるバック社トランペットの代表機種。様々なメーカーがこのモデルを研究対象として意識するほど完成度が高い。 |
37 |
イエロー |
25 |
ML |
ラッカー |
定番モデルのラッカー仕上げ。銀メッキの楽器に比べて若干サウンドに落ち着きが出て表現力にも幅が出る。 |
37 |
イエロー |
25 |
ML |
金メッキ |
クラシック奏者から好まれる重厚感のある響きは特徴的。芯を感じやすく、サウンドは豊か。受注生産となるため、価格は時価扱いとなります。 |
37 ☆(LT) |
イエロー |
25 |
ML |
銀メッキ |
ライトウェイト仕様(詳しくは下記参照)はジャズ奏者からの定評が高く、バック特有のサウンドはそのままに、「響きの返り」ともいえる抵抗感は軽減されます。 |
37 ☆(LT) |
イエロー |
25 |
ML |
金メッキ |
ジョイブラス特注のライトウェイト仕様の金メッキ仕上げ。ライトウェイト仕様の良さでもある軽めな吹奏感と金メッキ仕上げゆえの音の重厚感がうまくブレンドされ、バランスよく鳴る楽器です。 |
37 |
ゴールドブラス |
25 |
ML |
銀メッキ |
イエローのベル材質に比べてしっかりとした音の響きを感じやすく、柔らかい響きも得られやすい。 |
37 |
ゴールドブラス |
25 |
ML |
ラッカー |
ゴールドブラスベル特有の豊かな響きと多彩な表現力が特徴。イエローに比べて落ち着きができます。 |
37 |
ゴールドブラス |
25 |
ML |
金メッキ |
クラシック奏者を中心に人気の高いゴールドブラスベルの金メッキ仕上げが待望の入荷を果たしました。銅の成分が高いゴールドブラス材と豪華な金メッキ仕上げにより、より遠達性に優れたサウンドが特徴。豊かな響きがホールに響き渡ります。 |
37 ☆(LT) |
ゴールドブラス |
25 |
ML |
銀メッキ |
ジョイブラス特注のゴールドブラスベルのライトウェイト仕様。 |
37 |
スターリング |
25 |
ML |
ラッカー |
スターリングにより、ダークで暖かみのあるサウンドが得られる。トランペットに使われることの多いブラス(真鍮)とは異なる吹奏感と響きは魅力的です。 |
37 |
スターリング |
25 |
ML |
銀メッキ |
スターリングにより、ダークで暖かみのあるサウンドが得られる。トランペットに使われることの多いブラス(真鍮)とは異なる吹奏感と響きは魅力的です。 |
- ライトウェイト(☆LT)仕様は、ベル・マウスパイプ・各抜き差し管が薄く製作されており、反応がより良く、軽快な吹奏感を得ることができます。
- 銀メッキ仕上げの写真
- 金メッキ仕上げの写真
- ラッカー仕上げ(ゴールドブラス)の写真
- ラッカー仕上げ(スターリング)の写真
43ベル
43ベルは37ベルに比べて輝かしさや抜けやかさが感じられるベル形状です。37ベルと同様に主に「25」パイプと組み合わせられます。仕上げとウェイトにバリエーションがあります。
- MLVボアとはビンドボナ(ウィーン)ボアを意味します。コルネットのような円錐形に近い形状とオープンで広がりがあり、結果として力強い響きを得ることができます。
ベル形状 |
ベル材質 |
パイプ |
ボア |
仕上げ |
特徴 |
43 |
イエロー |
25 |
ML |
銀メッキ |
「43」ベルはジャズ奏者やスタジオ奏者に使われることの多いベル形状ですが、そのトランペットらしい響きと広がりのあるサウンド感から吹奏楽やアンサンブルでも好まれています。「37ベル」よりもやや抜けやかな吹奏感が得られることから、バックの「抵抗」が苦手な奏者の方には是非一度お試しいただきたいモデルです。 |
43 |
イエロー |
25 |
ML |
ラッカー |
|
43 |
イエロー |
25 |
ML |
金メッキ |
クラシック奏者から好まれる重厚感のある響きが特徴。 |
43 ☆(LT) |
イエロー |
25 |
ML |
銀メッキ |
|
43 ☆(LT) |
イエロー |
25 |
ML |
ラッカー |
|
43 ☆(LT) |
ゴールドブラス |
25 |
ML |
銀メッキ |
|
43 |
イエロー |
25 リバース |
ML |
銀メッキ |
リバース式チューニングスライド |
43 ☆(LT) |
イエロー |
25 リバース |
ML |
銀メッキ |
リバース式チューニングスライド |
43 |
ゴールドブラス |
25 |
ML |
銀メッキ |
|
43 |
ゴールドブラス |
43 |
MLV |
銀メッキ |
|
43 |
ゴールドブラス |
44 |
MLV |
銀メッキ |
72ベル
72ベルは37ベルや43ベルに比べてオープンな感触を得られるベル形状です。「25」パイプとMLの組み合わせと、太い「43」パイプとMLVボア(下記参照)との組み合わせがあります。仕上げとベル材質、そしてウェイトにバリエーションがあります。
- MLVボアとはビンドボナ(ウィーン)ボアを意味します。コルネットのような円錐形に近い形状とオープンで広がりがあり、結果として力強い響きを得ることができます。
ベル形状 |
ベル材質 |
パイプ |
ボア |
仕上げ |
特徴 |
72 |
イエロー |
25 |
ML |
銀メッキ |
- |
72 |
イエロー |
25 |
ML |
ラッカー |
- |
72 |
イエロー |
25 |
ML |
金メッキ |
受注生産モデル |
72☆(LT) |
イエロー |
25 |
ML |
銀メッキ |
- |
72☆(LT) |
イエロー |
25 |
ML |
ラッカー |
アメリカのプロ・トランペット奏者から評価が高いコンビネーション。表現力に幅のあるジョイブラスおすすめの仕様です。 |
72☆(LT) |
イエロー |
25-O |
ML |
銀メッキ |
通常の25パイプに比べ自由な吹奏感を持つ25-Oパイプを組み合わせた仕様。さらなる抜けやすさを求めるプレーヤーにおすすめするモデル。 |
72 |
イエロー |
43 |
MLV |
銀メッキ |
かつてW.マルサリスが愛用したことで一世を風靡したMLVボアのモデル。バック特有の明るい響きよりも広がりのあるダークサウンドを体現できます。 |
72 |
イエロー |
43 |
MLV |
ラッカー |
- |
72 |
ゴールドブラス |
43 |
MLV |
銀メッキ |
ベル材質にゴールドブラスを採用したことにより、より豊かさや深さを感じ取ることのできる仕様です。 |
72 |
ゴールドブラス |
43 |
MLV |
金メッキ |
時価・受注生産モデル |
72 |
イエロー |
25リバース |
ML |
銀メッキ |
リバース式チューニングスライド |
72☆(LT) |
イエロー |
25リバース |
ML |
銀メッキ |
リバース式チューニングスライド |
- 銀メッキ仕上げ
- ラッカー仕上げ
- ラッカー仕上げ(ゴールドブラス)
65ベル
これまでのバックのイメージとはまた異なる、とても太く広がりがあるサウンドを得ることができます。バック社の説明では、”Big, Dark, Tuetonic sound"(太く、暗い音、ドイツサウンド)とありますが、「暗さ」というよりもバック特有の「落ち着き」がより感じ取れるかもしれません。
ベル形状 |
ベル材質 |
パイプ |
ボア |
仕上げ |
特徴 |
65 |
ゴールドブラス |
44 |
MLV |
ラッカー |
この楽器はベルの材質にゴールドブラスを使い、ボアにはヴィンドボナを採用。そして、リードパイプには大変珍しい「44」パイプ(標準仕様で材質は洋白となる大変珍しいパイプ)が使用されています。この絶妙な組み合わせはまさにおもしろく、現在「72」ベルのヴィンドボナを使用されていらっしゃるプレーヤーの方、あるいはヘビーベルやヨーロッパ系のピストン楽器をお使いの方にお試しいただきたい一本です。 |
65 |
ゴールドブラス |
44 |
MLV |
銀メッキ |
- |
65 |
イエロー |
44 |
MLV |
銀メッキ |
- |
65 |
イエロー |
43 |
MLV |
銀メッキ |
- |
65☆(LT) |
イエロー |
25 |
ML |
銀メッキ |
- |
Vincent
「ヴィンセント」は伝統的なバックのサウンドを意識しつつコストパフォーマンスに優れたモデルです。リードパイプの素材にはゴールド・ブラスを使用し、支柱の数を1つにするなど様々な工夫が見受けられます。
- ベル形状はヴィンセントモデルのために用意された特別なデザインとなっております。製法は2枚取りとなります。
ベル形状 |
ベル材質 |
パイプ |
ボア |
仕上げ |
特徴 |
- |
イエロー |
43 |
ML |
銀メッキ |
上記モデルに比べ警戒な吹奏感が特徴。学生や入門者にもおすすめできる楽器です。 |
特注仕様
完全な受注生産となるため、店頭に並ぶことの少ない特注仕様に「ベル彫刻」があります。
- 彫刻には「アニヴァーサリー」「スタンダード」「デラックス」の3種があります。
ベル形状 |
ベル材質 |
パイプ |
ボア |
仕上げ |
特徴 |
37 |
イエロー |
25 |
ML |
ラッカー |
デラックス彫刻仕様。 ベルの彫刻は受注生産により可能。この楽器の彫刻は「デラックス」仕様で3種ある手彫りの彫刻のなかで最も豪華なものです。 |
New York 7 B♭
1960年代以降は「37」ベルがバックの主流となっていますが、1930年代当時は「6」ベル(2000年に復刻された「Model 198」に採用されたベル)やこの「7」ベルが多くのバック・トランペットに使われていました。この「New York 7」はナローチューニング・スライドが採用されており、ベルとリードパイプとの間隔は狭く、ロングタイプのマウスピースレシーバーが使われているなど、ベルやリードパイプのセッティングだけでなく、ニューヨーク期のバックのデザインを大変意識して製作されています。これまでバックをお使いでいらっしゃる方はもちろん、ややオープンな吹奏感の楽器をお使いのプレーヤーの方にもお試しいただきたい楽器です。
仕様:7ベル(ライトウェイト)/ 7リードパイプ
仕様:7ベル(ライトウェイト)/ 7リードパイプ
AB190 Artisan GL/AB190S Artisan SP
この「アルティザン・コレクション」はニューヨーク・フィル首席のフィリップ・スミスやクリーブランド響首席のマイケル・サックスなどのバックを愛用している有名奏者たちの協力によって開発されたバックとしてはまったく“新しい”ラインナップです。
“新 しい”ラインナップ・・・こう表現しますと戸惑われるプレーヤーの方もいらっしゃるかもしれません。といいますのも、これまでバックのトランペットには必ずヴィンセント・バック本人が設計したベルおよびリードパイプ(この2つのパーツにはテーパーがあり、トランペットにおいて最も重要な部分でもあります) が使われてきたため、“新しい”ラインナップというのは考えにくいからです。今回の「アルティザン・コレクション」はこれまでのストラディバリウスモデルと異なり、既存のリードパイプやベルは使わずに、バック社の現役の職人たちが設計したパーツを使用しております。これはバック社としては初の試みであり、大変な意欲作でもあります。
「アルティザン・コレクション」の楽器にはフラット形状のベル淵、金属製のバルブガイドを使用した2ピース ケーシングを採用し、ニブなどのパーツは六角形となっています。そのため、まるで往年のヴィンテージ・バックを復刻したかのような印象を受けますが、これ は結果としてヴィンテージ・バックと類似した外観やアイディアとなっている・・・ということも大変興味深いところです。
「アルティザン」(artisan)とは「熟練工」や「匠」を意味します。かつて「匠」としてひとつの時代を作り上げたヴィンセント・バックのアイディアと現在の「熟練工」のノウハウが融合した新たなバック・トランペットの登場です!
仕様:.459" (MLボア)、「アルティザン」専用ハードケース
“新 しい”ラインナップ・・・こう表現しますと戸惑われるプレーヤーの方もいらっしゃるかもしれません。といいますのも、これまでバックのトランペットには必ずヴィンセント・バック本人が設計したベルおよびリードパイプ(この2つのパーツにはテーパーがあり、トランペットにおいて最も重要な部分でもあります) が使われてきたため、“新しい”ラインナップというのは考えにくいからです。今回の「アルティザン・コレクション」はこれまでのストラディバリウスモデルと異なり、既存のリードパイプやベルは使わずに、バック社の現役の職人たちが設計したパーツを使用しております。これはバック社としては初の試みであり、大変な意欲作でもあります。
「アルティザン・コレクション」の楽器にはフラット形状のベル淵、金属製のバルブガイドを使用した2ピース ケーシングを採用し、ニブなどのパーツは六角形となっています。そのため、まるで往年のヴィンテージ・バックを復刻したかのような印象を受けますが、これ は結果としてヴィンテージ・バックと類似した外観やアイディアとなっている・・・ということも大変興味深いところです。
「アルティザン」(artisan)とは「熟練工」や「匠」を意味します。かつて「匠」としてひとつの時代を作り上げたヴィンセント・バックのアイディアと現在の「熟練工」のノウハウが融合した新たなバック・トランペットの登場です!
仕様:.459" (MLボア)、「アルティザン」専用ハードケース
- AB190S Artisan SP
- AB190 Artisan GL
"MSS superior"
トランペット奏者 杉山正氏 と ジョイブラス のコラボレーションによる“MSS superior”
構想から実現までに数年を費やしたこのプロジェクトは、トランペット奏者 杉山正氏 のもつ豊富な知識と経験、そしてノウハウにより実現しました。
バック社のトランペットには数多くの仕様が用意されており、ベルテーパー、ベルウェイト、ベル材質、リードパイプテーパー、リードパイプウェイト、リード パイプ材質、ボアサイズ、ボディーウェイト、フィニッシュなどその組み合わせは無数ともいえます。杉山正氏 と ジョイブラス はその膨大な選択肢のなかから最良となる仕様を絞込み、パーツのひとつひとつを徹底して吟味。最終的には、戦前のベッソン「メア」のリードパイプを忠実に 復刻したオリジナルのパーツを採用し、抵抗を開放するためにボトムキャップも部分的に他社パーツへ変更しました。そのほか、支柱は2本から1本に変更し、 リードパイプの特性を生かすためにチューニング管にも手を加えるなど、細部にわたり改造を行っております。
厳選されたスペックの楽器に 的確な改造を施したことで、バックの魅力あるサウンドはそのままに、フリーブローであるにもかかわらず曲を吹くための心地よい 抵抗が感じられます。そして、ダブル・ペダルCからダブル・ハイCまで、5オクターブにわたりムラなく均一に鳴らすことができ、pp から ff まで安定したサウンドを得ることができます。
“MSS superior”はバック社に特注した楽器を、国内の優秀な技術者の手により細部にわたり改造を施し、杉山正氏 の納得がいくまで微調整を行うことで仕上げられます。楽器が完成するまでの過程はこれまでにない“比類なき”ものであり、その楽器の仕上がりは“他とは比較できないような優れた”ものです。
今回のプロジェクトによって具体化したこのトランペットは、杉山正氏 と ジョイブラス(シアズ) によるコラボレーションということから両者の名前 (MasashiSugiyama -Shires) の頭文字をとり、“価値のある”“優秀な”という意味をもつ「スペリア」(superior) とあわせ、“MSS superior”と名づけられました。
仕様:「25」ライトウェイトベル、Lボア(.462")、ラッカー仕上げ、オリジナル・ニッケルシルバーリードパイプ(バック社非純正)、他社製ボトムキャップ1点付属、国内純正ダブルケース付属
構想から実現までに数年を費やしたこのプロジェクトは、トランペット奏者 杉山正氏 のもつ豊富な知識と経験、そしてノウハウにより実現しました。
バック社のトランペットには数多くの仕様が用意されており、ベルテーパー、ベルウェイト、ベル材質、リードパイプテーパー、リードパイプウェイト、リード パイプ材質、ボアサイズ、ボディーウェイト、フィニッシュなどその組み合わせは無数ともいえます。杉山正氏 と ジョイブラス はその膨大な選択肢のなかから最良となる仕様を絞込み、パーツのひとつひとつを徹底して吟味。最終的には、戦前のベッソン「メア」のリードパイプを忠実に 復刻したオリジナルのパーツを採用し、抵抗を開放するためにボトムキャップも部分的に他社パーツへ変更しました。そのほか、支柱は2本から1本に変更し、 リードパイプの特性を生かすためにチューニング管にも手を加えるなど、細部にわたり改造を行っております。
厳選されたスペックの楽器に 的確な改造を施したことで、バックの魅力あるサウンドはそのままに、フリーブローであるにもかかわらず曲を吹くための心地よい 抵抗が感じられます。そして、ダブル・ペダルCからダブル・ハイCまで、5オクターブにわたりムラなく均一に鳴らすことができ、pp から ff まで安定したサウンドを得ることができます。
“MSS superior”はバック社に特注した楽器を、国内の優秀な技術者の手により細部にわたり改造を施し、杉山正氏 の納得がいくまで微調整を行うことで仕上げられます。楽器が完成するまでの過程はこれまでにない“比類なき”ものであり、その楽器の仕上がりは“他とは比較できないような優れた”ものです。
今回のプロジェクトによって具体化したこのトランペットは、杉山正氏 と ジョイブラス(シアズ) によるコラボレーションということから両者の名前 (MasashiSugiyama -Shires) の頭文字をとり、“価値のある”“優秀な”という意味をもつ「スペリア」(superior) とあわせ、“MSS superior”と名づけられました。
仕様:「25」ライトウェイトベル、Lボア(.462")、ラッカー仕上げ、オリジナル・ニッケルシルバーリードパイプ(バック社非純正)、他社製ボトムキャップ1点付属、国内純正ダブルケース付属