「ハンドメイド」という言葉ばかりが氾濫する昨今、ヴァンラーは、他社からパーツ供給を受けていないのはもちろんのこと、本人がベルの製作の最終工程と本体の組み立てを行うというポリシーゆえに、1日の最大生産数は1本という偽りのない「ハンドメイド」メーカーです。
「決して止まることなく、常により良く進化し続けることを目指している。」ヴァンラーはこのように語ります。その言葉を裏付けるように、ヴァンラーの楽器は、入荷する毎に仕様が変わってきます。設計された図面を正確に再現するというのが一般的な楽器作りにおいて、モデルでの決め事(ベルのテーパーやバルブのウェイトなど)や設計上の決まり事(どの支柱がどの範囲で移動していいかなど)はあるものの、製作しながら最良の楽器となるようにヴァンラーは順次変更を施しています。そして、完成後は、ヴァンラーの自宅に保管されているサンプル(全モデルが1本ずつ保管されています)と比較し、良いと判断された場合にのみ出荷されています。 「私は毎日同じことを繰り返すのではなく、いつも楽器を良くしようと努力しており、私自身が常に学び続けるようにしています。トランペットの製作というのは、説明書を読んでその方法が理解できるというものではありません。」ヴァンラーの進化は今もなお続いています。 |
お取り扱い商品Products
Chuck Findley(チャック・フィンドレー)モデル
アメリカ西海岸を拠点に幅広い活躍を続けるチャック・フィンドレーはヴァン・ラーとパーソナルモデルを開発。現在では実際にステージで愛用しており、欧米で大きな話題になっています。ややオープンながらも抵抗は感じることができる吹き心地はこれまで長らく使用してきたハリウッドを代表する楽器メーカーのパーソナルモデルと通ずるところがありますが、非常に濃い響きとたしかな鳴りで吹奏感は圧倒的!入荷以来、プロ・アマチュアを問わず好評を博しております。是非一度お試し下さい!
Bob Findley(ボブ・フィンドレー)モデル
上記の「チャック・フィンドレー」モデルに引き続き発表されたのはチャック・フィンドレーの兄でもある「ボブ・フィンドレー」モデルです。「チャック・フィンドレー」モデルに比べてやや抵抗を感じることができるこのモデルは現在ボブ・フィンドレーが実際に仕事で使用している楽器と同一仕様。ボブ・フィンドレーは以前マーシンキウィッツのパーソナルモデル(現行の「バーミア 4.5ML」に類似)を使用していましたが、近年はこのヴァン・ラーを愛用しています。
ヴァン・ラーは少人数のメーカーで丁寧なハンドメイド作りを売りにしており、その極上の鳴りの良さや音程、バランス等が一級品です。是非お試し下さい。
ヴァン・ラーは少人数のメーカーで丁寧なハンドメイド作りを売りにしており、その極上の鳴りの良さや音程、バランス等が一級品です。是非お試し下さい。
B4/B7
B9シリーズ
OIRAMシリーズ
ヴァンラーの看板モデルともいえる「OIRAM」は、マリオ・ガッツァニーニというベルギーの建築家の外観デザインを取り入れて開発されたモデルで、名称はマリオ「MARIO」の倒語に因んでいます。「OIRAM」にはベルのテーパーや材質の違いから「I」「II」「III」「IV」と複数のモデルが用意されていますが、どの型番もとても柔軟性があり、ラウドにも、クラシカルにも、ジャズにも吹くことができることから人気を博しています。
OIRAM Ⅲ
スウェーデンのビッグバンド奏者、ボー・スタンドバーグのために設計されたという経緯もあり、ダークな感触が得られることからジャズ奏者により好まれているモデルです。
OIRAM/Light
「OIRAM/Light」は「OIRAM シリーズ」を基本にウェイトを軽減した最新のラインナップです。オイラムシリーズの特徴ともいえる強く濃い倍音はそのままに、さらに立ち上がり良く、音のセンターもはっきりとしており、"扱いやすく"感じることが可能です。
リードパイプ形状にはツインチューブを採用し、1・3番管のウェイトやベルとリードパイプを結ぶ"支板"にある穴の位置などとても細部にわたり研究された結果が反映されております。
「OIRAM/Light I」と「OIRAM/Light II」の違いはベルのテーパー形状にあります。I の方が II よりもやや細いテーパーとなります。
リードパイプ形状にはツインチューブを採用し、1・3番管のウェイトやベルとリードパイプを結ぶ"支板"にある穴の位置などとても細部にわたり研究された結果が反映されております。
「OIRAM/Light I」と「OIRAM/Light II」の違いはベルのテーパー形状にあります。I の方が II よりもやや細いテーパーとなります。