Burbank(バーバンク)

1950年代そのままのスタイルがあざやかな音色であなたの音楽のすべてを伝えます

現代のトランペットの主流とは好対照をなす形でマウントバーノンやニューヨークバック、オールドベンジ等の名器は、なお高い評価を得ている。楽器製作技術の向上と共に外観や音程は良くなり、音色の傾向も時代と共に変化するが、数々の名器は命である「音色」が最重視されていたのに違いない。Burbank（バーバンク）トランペットは、限りなく伸びのある艶やかで温かい音色を持つ。アメリカ楽器製造の名門であり、オールドBengeでの製造責任者でもあった「ジグマント・カンスタル」氏が、現代技術を駆使しオールドスタイルのトランペットを甦らせた数少ない逸品である。他に例を見ない薄いマウスピース・レシーバー等、楽器の細部にわたって工夫が凝らされいる 。アメリカのみならず、現在はドイツなどのヨーロッパ諸国においても、その生産が追いつかないほどの人気を博している。

モデル

２☆＋(starプラス)
MLP
.464"
11.79mm
３☆(star)
ML
.460"
11.68mm
３☆＋(starプラス)
MLP
.464"
11.79mm
５☆(star)ライトウェイト・ラージベル
ML
.460"
11.68mm
６☆(star)ライトウェイトベル
L
.470"
11.94mm
７☆(star)ライトウェイトベル
L
.470"
11.94mm
※ケースは付属しません
  • 「3☆ML」と「5☆ML」の違いについて
違いはベルにあり、「5☆ML」はライトウェイトのラージベル(ベル付け根部分のボアサイズがやや太い)となります。そのため、「3☆ML」はトランペット本来の明るくきらびやかなサウンドであるのに対し、「5☆ML」は少し落ち着きのある艶やかなサウンドとなります。
  • 「2☆+MLP」について
このモデルは、かつてジャズのリード奏者に好まれた「2X+」を再現したものです。ベルの付け根部分およびベルのフレアの手前部分が細い 2 ベルに MLP の.464"ボアを組み合わせたことで、リード・トランペット奏者が好む吹奏感を実現。他のバーバンクのモデルと同様に抜けやかな吹奏感に変わりはありませんが、より響きの返りを感じることができつつも、息は抜けるトランペットです。
  • 各モデル標準仕様としてボブリーブスバルブアライメント済み
ベンジを忠実に再現したモデルとしてカンスタル社によってリリースされたこのトランペットは、明るくて柔らかく、指向性のあるサウンドが特徴です。ヴィンテージ楽器を単に復刻したのではなく、ていねいな造りはそのままに、カンスタルにしか成し得ることのできない職人の技、魂を感じることができます。私は、奏者が表現したい音に素直に反応してくれる楽器をずっと探していましたが、ついに出会うことができました。レスポンスが良く、よく響き、艶のある太い音で、遠鳴りします。古き良き時代のアメリカン・サウンドが好きな方などには特にお奨めです。ビッグバンドのリード・トランペットやソロの演奏、ジャズ、ポップスのシーンなどにはよく合うでしょう。また、近代的なブラス・セクションや、クラシカルなスタイルにも通用すると思います。

私のモデルは6☆470・Lボアですが、モデルによって、あなたの好みやスタイルに合ったモデルがきっとあるでしょう。

（渡邊治彦氏によるコメント JAZZHORN　2008-2009より）

渡邊治彦氏によるBurbankモデル別デモ演奏
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