今年もようやく暖かくなってきたなぁ…と安心したのも束の間、明日は真冬でもあまりないほどの極寒、もしかしたら雪が降るかも…という事で寒暖差に今から震えているTB担当 北澤です。 次回はS.E.ShiresかRathか…と前回の記事で書いたような気がしますが、予定を変更して今回はGetzenをご紹介していこうと思います! Getzenといえば太管トロンボーンではもう既にお馴染みのメーカーですね。テナーバスの3047シリーズやバスの3062シリーズ、はたまた4147IBや4047DS等々。音大生からプロ奏者も愛用する一流メーカーです。またベルやバルブセクション、スライドやマウスパイプ等多種多様なラインナップの中から奏者自身の好みのセッティングを選ぶことが出来るEdwardsもこのGetzen社のブランドです。 さて、今回ご紹介するのはそんなGetzen社の細管トロンボーンの代名詞とも呼べる”3508Y/R”です。 このモデルの特徴は、なんといっても楽器設計における全体のバランスの良さだと思います。 7-3/4インチの23ゲージの薄めのベル(※21、22、23の順で薄くなっていく。23は最軽量)に半田が縁に回っているタイプ、スライドは.500/.508のデュアルボアニッケルスライド。主管、グースネックは支柱を含めて全てイエローブラスを採用。スライド右手の持ち手部分の支柱もイエローブラスになっていますね。 またEdwardsとは異なりベルはFixed仕様となっており交換不可なのですが、マウスパイプは1、2、3番が付属しており吹奏感や音色を含め、好みのセッティングに変えることが出来ます。 反応の良さに音色の豊かさのバランスがとても素晴らしく、クラシカルにもジャズにもポップスにもオールラウンダーに使える一本となっております。 より倍音が多く豊かな音色を求める方は、別売りとはなってはいるのですがスターリングシルバー製のマウスパイプに差し替えるのもおススメです。 さて、現在店頭に在庫がございますのは3508Yでございます。またこちらの3508Y、ベルセクションだけを見ればかのMarshall Gilkes氏が使用しているEdwardsの個体とスペックが殆ど同じだったりします。 (Marshall Gilkes氏が愛用しているEdwardsの細管テナーのスペックは9189CFベル、同じ7-3/4サイズの23ゲージのイエローブラスベル。ただし焼き処理と、ダブルバフと呼ばれる更にベルを薄くする加工が施されています。) スライドの方は.500のシングルボア、アウターがイエローブラスのスライドに3番のスターリングシルバーのマウスパイプを組み合わせていますね。 標準とされるマウスパイプはEdwards、Getzen、S.E.Shiresでも二番のマウスパイプになっておりましてそれ以外を試さずに買われる方も多いのですが、ぜひ試奏の際にはリードパイプを取り換えて吹いてみてください!印象や音色が結構変わってきますよ!
しかしまたMarshall Gilkesと福田組やりたいですねー…早く色々な騒ぎが落ち着いてくれればいいのに、と思うTB担当 北澤でした。次回こそはS.E.Shiresを特集したいと思います!そしてジャズと出会いとコンテンと(後)の方の執筆も進めて参りますのでお楽しみに! コメントの受け付けは終了しました。
|
JOYBRASSJoyBrassはトランペット・トロンボーンを中心とした管楽器専門店として、プロ・アマチュアを問わずプレーヤーの方々から寄せられる様々なニーズに応えられる存在を目指しております。現代の銘器から貴重なビンテージ品、そしてお求め安い金額の楽器まで様々な品揃えを心がけており、マウスピース、楽器ケースを含めたアクセサリー類にも力を入れております。また、インターネット通販も早くから行っており、全国各地から好評を博しております。 カテゴリ
すべて
アーカイブ
10月 2024
今までのブログはこちら
|