みなさんこんにちは!TB 担当の北澤です!スタッフ全員が書いているブログリレーとは別に、こちらのシリーズも並行してどんどん書いていきますよ! さて、今回ご紹介するメーカーは台湾のメーカーであるXOをご紹介していきたいと思います。 私が中高校生の時代(かれこれ10年以上前)はトロンボーンの楽器メーカーと言えばアメリカ、日本、ドイツ、フランスのものが一級品、中国や台湾などのメーカーはお値段はお求めやすい価格で貼りますが品質が…といった風潮が強かったと記憶しています。 しかしながら技術進歩や各メーカーの凄まじい努力により、現在ではさる有名メーカーの楽器製造の下請けや、バルブケーシングのパーツ供給、はたまたオリジナルブランドを立ち上げて楽器製造を行っているメーカーも存在するほどの品質の高さを誇っています。 ジョイブラスで扱っているQueen Brass(Zorro Ⅱ、C-Line、HINO Model)も、常に品質の高さにこだわり続け、世界的評価も高い台湾のメーカーであるHoxon社と眞田貿易のコラボレーションで生まれたトランペットです。 さて今回紹介するXOも日本のメーカーが開発・設計に携わっているコラボレーションブランドであります。 トランペット、フリューゲルホロン、ピッコロトランペット、そしてテナー、テナーバス、バストロンボーンと豊富なラインナップを取り揃え、そして各種モデル価格を抑えながらも高い品質との両立を実現しているメーカーです。 そしてこちらの記事では、その豊富なラインナップの中でも細管テナーである 1632 ”John Fedchok Model”に焦点を合わせてご紹介していきたいと思います。 まずこちらのシグネチャーモデルのアーティストでありますJohn Fedchok氏を簡単にご紹介しましょう。 彼はNYのトロンボーン奏者でありソリストとして活躍する他、自身のリーダービッグバンドを率いたり、有名ビッグバンドのセクションプレイヤーとして、また数多くの作編曲なども手掛けている名アレンジャーとしても名が知られています。 アメリカにダウンビートというジャズの雑誌があるのですが、そちらの読者投票でトロンボーン奏者、アレンジャー、ビッグバンドで四年連続でノミネートを果たしたことがあるからも人気の高さが伺えると思います。 上の動画は彼が率いるJohn Fedchock New York Big BandのTBフィーチャー曲であるCaravanのライブ版です。高速で複雑なフレーズをいとも容易く滑らかに吹きこなし、とても柔らかでスムースな音色が特徴的ですね。2000年代にManhattan Jazz Orchestraのメンバーとして来日していた時に生で聴いたことがあるのですが、涼しい顔してめちゃくちゃ難しいフレーズをこれでもかというくらいソロで吹いていたのは今でも記憶に残っています。 (しかしこのバンド、Keith O'QuinnやGeorge Flynn、Charles Pillow、Rich Perry、Scott Robinson、Scott Wendholt、John Rileyなど学バン民が歓喜しそうな豪華メンバーが揃ってますね・・・!) さてさて本題の1632 "John Fedchok Model" ですが、スペックとしては7-1/2のゴールドブラスベルに.500のウルトラライトのニッケルスライド、リードパイプはニッケルシルバーというスペックになっています。彼は元々Kingの2Bのバランサーなしを愛用していたこともあって、全体的にKingを軽量にし、更に反応性やコントロール性、レスポンスなどを追及していったモデルといった印象を受けます。
動画でも語られていますが、スライドがとにかく軽い!こんなに軽くていいの!?と思うくらい軽く、スライド操作に全くストレスがありません。また軽量化したことで音色が薄くなるのでは…?と思われる方もいると思いますが、ベル素材が銅の比率が高いゴールドブラスということもあり音色も非常に暖かくかつスムースな音色を持つ楽器に仕上がっています。 また店頭にあるモデルには3ピースタイプの小柄なバランサーが付属しており、標準ではネック側に大きく寄せた状態で装着されています。バランサーの位置をネック寄りにすることでよりフォーカスされた音色、アーティキュレーションを得られる、と氏は別の動画で語っています。このバランスは個人の好みが大きいので、着脱や付ける位置を含めて色々と弄ってみるのも楽しいかも知れません。 そしてこのモデルの一番の特徴と言えば、なんといってもとってもお求めやすい価格という事です! 細管テナーといえば一部のスチューデントモデルを除き軒並み税抜定価が30万円~が相場となっているのですが、こちらのモデルはなんと30万を切る27万円!(※2020/03/17 現在) 実売価格だと税込でも20万円台前半といったところでしょうか。 ジョイブラスにお越しになった際はぜひぜひお試しくださいませ! 次は太管テナーバス、バスでは絶賛人気急上昇中のS.E.Shiresをご紹介しようと思います。そしてブログリレー!内容どうしようか考えてます…学バン時代の思い出話や今だから言える小話や裏話、もしくは楽器修理やマニアックな楽器話など…アイディア絶賛募集中です! そうそう、今更ですがジョイブラスのHPリニューアルに伴ってお問い合わせページのコンタクトフォームが設置されています。マウスピースや楽器の在庫に関するご質問、オンラインショップに掲載されている中古楽器の細かい状態や、はたまた様々な修理や疑問など…お気軽にお問い合わせが出来るようになりました!楽器の試奏なども事前にご連絡頂ければ、準備万端な体制でお客様をお迎えすることが可能ですのでぜひぜひこちらも宜しくお願い致します。 TB担当 北澤 コメントの受け付けは終了しました。
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JOYBRASSJoyBrassはトランペット・トロンボーンを中心とした管楽器専門店として、プロ・アマチュアを問わずプレーヤーの方々から寄せられる様々なニーズに応えられる存在を目指しております。現代の銘器から貴重なビンテージ品、そしてお求め安い金額の楽器まで様々な品揃えを心がけており、マウスピース、楽器ケースを含めたアクセサリー類にも力を入れております。また、インターネット通販も早くから行っており、全国各地から好評を博しております。 カテゴリ
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10月 2024
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