「GR」エリック・ミヤシロモデル各種

革新的なマウスピースメーカーとして世界的にシェアを広げている一方で、「GR」マウスピースは生産数の少なさから、入手が大変難しいブランドのひとつとなっています。「GR」マウスピースのなかでも注目を集めることの多い「エリック・ミヤシロ」モデル各種を、オンラインショップ限定セールの一環としてご紹介しております「今週のピックアップアイテム」の第3弾としてご案内申し上げます。

「GR」マウスピースは、アメリカ・ウィスコンシン州に工房を構える新進気鋭のマウスピース専門メーカーです。音色、吹奏感、音程感いずれにおいてもバランスが良く、「効率的かつ楽に演奏できる」マウスピースとしてジャンルを問わず人気を博しています。その一方で、メッキ加工を除く作業の全てをギャリー・ラドキー(GRはイニシャル)がこだわりをもって一人で担っているため、生産数は大変限られており、近年は納期のお約束ができない状況が続くなど不安定な供給が続いております。
 
4年以上にわたる開発を経て製品化された「エリック・ミヤシロ」モデル各種は、幸いにも3月末に再入荷を果たし現在各種のご用意がございます。また、今回は「エリック・ミヤシロ」モデル各種のシャンクがやや太いことをふまえ、シャンクの太さのみを約1mm レシーバーに入る(ギャップが小さくなる)ように設定した特注品も入荷しております。
 
ここで、エリック・ミヤシロさんご本人よりいただきましたコメントを紹介させていただきます。

エリック ミヤシロ氏

　GRとの出会いは２０１４年、いきなりの彼からのメールでした。以前からGRの噂は知ってましたが、一般的に流通していたラインアップの中には自分に合うリムサイズ、形が無く、的確な判断は出来ませんでした。でも次から次へとWayne Bergeron, Carl Fischerなどの友人たちがGRのシグネチャーモデルを使い始めて興味はありましたがそこで止まってました。Wayneから僕の連絡先を知ったそうですがある日突然、GR本人からの連絡が来た時にはまだ半信半疑。押しが強い彼のメッセージは：”Eric,あなたの毎日をもっと楽にさせてあげるよ”でした。
　あまりにも唐突のメールに戸惑った僕はすぐにWayneに連絡。Wayneからは”GRはちょっと変わった人だけど稀に見る天才だよ。試してみる価値はあるよ！”との事。取り敢えず連絡をしてみてそれからの試作品が到着するまでの流れはすごく早かったです。「今までに無いような感覚で演奏できる不思議なマウスピース」というのが第一印象でした。全ての音がハマる、そして倍音が豊か。発音が早いの今まで以下のエネルギーで演奏出来る。
　彼と対面できたのは数年後、彼の工房に行けた時でした。膨大な資料と自分で全てを調整する最新の機材。そして一人だけでメッキ以外の全ての工程をこなす彼のパワー、情熱に驚かされました。GRは科学と数学、音響学、全てのサイエンスの視点からの設計、それにプラスの彼自身の豊富な演奏経験、音楽知識、長年のアーチストとの交流で得た物も交えた素晴らしい製品を作ってます。僕のモデルも実際に４年以上かけて作り上げマウスピースです。リムは僕の好みのセミフラット。口径は大きすぎず、小さすぎ無いと思うサイズで長時間吹いても唇が痛みにくい形になってます。（僕のモデルは全て共通のリムで作ってます。）
　カップデザインも入念に設計されていて、Leadは高音域に適している形ですが低い音域でも十分コントロールが効く様に設計されてます。
 　Studio M、Classic シリーズはLeadよりもカップ内の容量が多くなっていて、音色とアタックの具合がLeadよりも鋭く無い物ですが決して高音域が犠牲にはなってないデザインです。
 　フリューゲルは巷に多いい深すぎるVカップではなく、本当のフリューゲルの音色、程よい明るさと深い暖かさのバランスが良い透き通った様な音色を目指して設計して戴きました。他にはコルネットシャンクのピッコロ、そしてフリューゲルにも、トランペットにも使用できるFDがラインアップに入ってます。
 　本当に素晴らしいマウスピースだと僕は思ってます。本当に毎日が”楽に”音楽をさせてくれるマウスピースだと信じてます。是非、お試しください！！
 　エリック ミヤシロ

エリック・ミヤシロさんが場面により使い分けているシグネチャーモデルのマウスピース各種に是非ともご注目ください。なお、ジョイブラスは5/6(水)まで休業となっておりますため、オンラインショップのみ対応とさせていただきます。在庫はオンラインシッョプ(こちら)をご参照ください。発送は順次対応をさせていただきます。どうぞよろしくお願い致します。
 
※ 今便は「エリック・ミヤシロ」モデル各種のみが入荷しており、他のモデルの入荷はございません。
 
トランペット担当 吉野